左から来る

右からは来ません

しばらく妄想し続けて、実際に見て、考え続けていること

「つい最近まで軍政が敷かれていた所為か、この国の若い世代は思考がまだまだ画一的なんですよ。例えば、好きなようにデザインして構わないと伝えても、戸惑うばかりで何も出来ない事が多いのです。その点、フィリピンはデザインをオーダーすると独創的な面白い作品が仕上がってくることもあります。しかし、この国の人材でもトレーニング次第で化けますし、彼女のようにリーダーシップを発揮する人材も存在します。残念ながら40代のマネージメント層は皆無と言っても差し支えないでしょう。政治的背景が重なりまして、彼女の親の世代は不幸だった、としか言いようがありませんね。十把一絡げにするつもりはありませんが、国民性は我々日本人とさほど遠くないようで他国と比較すれば勤勉で、(Lの方の)ロイヤルティも高いと感じています」

 

 

素朴で稚拙でいかようにでも解釈可能な質問を僕が投げつけても、これくらいの質の回答を淀みなく返される。質問の意図や背景を十分に理解していないと、僕には到底出来ない。というかその頭脳を分けてくれ。

様々な地元企業へインタビューをしていた際には、空き時間や移動中に僕はレポートの下書きなどをしていた。そこへ彼がふらっと姿を現すと、マネジメント関連のTIPSについて軽いレクチャーが始まる。

コミュニケーションに長けていて賢い人物というのはこういう事を指しているのだろうか。彼の部下は言葉より実践というタイプで気持ちの良い人柄。

 

こんな人達と働いたらさぞかし楽しいだろうな、と思った。しかし、僕ではてんで力不足だろうなとも。

 

勿論、怪しいセミナーではない。某機構の企業向けサービスだ。(権威だから盲信しているというわけでもないと思う。

 

で、この国に帰ってきて、日本のトイレの快適さに改めて感動した。

終わり。

 

 

真面目に書けば、現法を立ち上げたいと思って年間のバジェットを算出して頭を抱えた。

 

ハイリスクでメリットないよね。国際入札で勝てるくらいの力が無いと日々食っていくだけで疲弊するわ。と思った。

 

しかも入札で勝てるようになるには、組むべき人物が限られていて、その人物の周りには超有名どころの競合の影。その競合が取り組んでいるビジネスも信じ難かった。なぜあなた方が什器まで売ってるの?と。

じゃあ、なぜそうなのか仮説の検証だ。

  1. あらゆる建物やインフラが老朽化しており、それの整備に国が力を入れている。そちらへの参入を視野に入れている。
  2. 兎に角食っていくために売れるものは何でも売ってやるという体育会系のノリとフロンティアスピリッツ。

しょうもない仮説しか浮かばなかったが、さてどっちだろうなと。

撤退のカードを切れないならば「2」しかないよね。追い込まれると精神論に走りがちだし、そうならざる得ないもの。ある程度、ガムシャラにやっているという姿勢を日本側に見せなきゃいけないしさ。インタビューした日系企業の人達も口を揃えて大変だと言っていたし。

当面は根性で食い繋いで、あわよくば先行者利益を。

でもこの打ち手は資金が無いと無理。僕の勤めている会社みたいな零細企業は無理。

 

じゃあ何故彼らは上手くいっていないのか、僕らなら上手くいくのかと考えると。

 

まだ土壌が出来上がっていないから種蒔いても生えてこない。だから上手くいかない。

では土壌とは何だろうか。土壌はやはりインフラや人材だろうか。インフラや人材があれば上手くいくのかと考えるとこれも違う。ニーズがなかったのだ。

ニーズが無いのは何故だろう。

うーん、街中を闊歩している人々が着ているものや使っているものは現代のモノで遅れた感は無いけれど、国全体がまだ成長段階だからだ。

 

……なんて、今でも心の片隅であれこれ考えている。理由は至極簡単。

  1. 勝算があることならばたとえ一人だとしてもしたいから。
  2. もうちょっと会社らしいことしないと皆のモチベが上がらないから。
  3. そういうことを考えるのが面白いから。

 

と、言いつつ技術的な部分も捨てられず、あっちこっちつまみ食いで効率良くないなと感じている。